日常生活編

Q「年中組 5歳 発達障害と診断を受けている男の子です。言葉は出ていませんが、こちらの言っていることはわかっているようです。
視覚優位のお子さんです。上履きを履かずに困っています。どうしたらよいですか?」

 
 
保育・療育の現場で、よく耳にする・・
  『上履きを履かない子ども達』
  最近は、災害時・安全面を考えて・・
 子どもたちには、上履きを履くことを促しています
 
過去にもこんな子ども達がいました。
・上履きを渡しても投げる
・上履きを履いても、履き続けることが難しい。 同じ場所に揃えて置く
・おもちゃ感覚で手に持つ続ける
・友達の上履きを集め、山のように積み上げる
  ・靴底をなめる・・❕
(デコボコの感触が好きな子どもがいます)
 
「みんな~!足に履くものですよ‼」  
  と、心の中でツッコミを入れたくなります。
 
何故、履かないのでしょうか?
  ・足の裏が過敏
 ・締め付けが嫌
  ・履かないと決める・・等
  色々と考えられるますが、 このタイプのお子さんは、 他にも・・
  ・家では、裸族
  ・洋服のこだわり(薄着、タグが嫌い)
  ・手をつながない・・等
  の共通点があります。
 
以前、担当していたのですが、
ご質問と同じタイプの
お子さんがいました。
 
上履きを投げる男の子
・いつも自分の思い通りに過ごしている
・高い所が好き。飛び降りて、体に刺激を入れる
・気がつくと逆立ち・滑り台は前転
・大人に主導権を握られると、怒りで物を投げる
・注意をするとつばを吐く
・お茶も飲みたくないと投げる・・
・興味がないと離席。
・順番待ちが出来ず、大人に頭突き。

このまま、 やりたい放題ではまずいと思い、 彼の成長を考えました。
 
まずは、「上履きを履く」

 大人が決めたルールに合わせる第一歩。
このルールに合わせてもらおうと決意。
一回、履いて廊下に出ると、、また、投げる。
  次は、投げずに、揃えて持ち歩く・・
  根気よく取り組むと、
 2日目からは、あっさり、何事もなかったかのように上履きを履くことが、当たり前になりました。
  と同時に、大人と手をつないで、 歩くようになりました。

その後は・・
・つばを吐く
・大人に頭突き
・お茶のコップを投げる
等の問題行動が無くなりました。
 
ポイント
・子どもの好きな遊びに付き合い、信頼関係を築いてから、取り組みましょう。
子どもが折り合いをつけてくれるようになります
  ・子どものこだわりに、合わせ過ぎないと、大人が決意することです。
  『きっとできる!乗り越えられる』と信じて、取り組みましょう。
・大人は、主導権を握りことを意識。
『先手を打って、対応します』
子どもが泣いてもスタンスはブレないようにしましょう
 
「たかが上履き。されど上履き」

「まずは、形から」とも言いますね。
そして、子どもたちは案外「自由は不自由」
大人が広い視野から、方向性、枠組みを決めてあげる方が、生きやすくなるのです。

フラクタル心理学的には・・
大人自身が、
・自由が一番
・優しく受け入れ欲しい
・人のアドバイスを聞きたくない
という思考が強いと、子どもの対応に迷いが出てしまい子どもに引きずられることになります。
自分自身の無自覚な思考に気づくとも大切なポイントになります。